アイドルに恋した私の話

私が学生だった頃の話です。

当時、インディーズアイドルのファンだった私は、いつしか推しに本気で恋をしていました。

バツイチ婚活情報局 | 再婚相手が見つかる

インディーズアイドルだからこそ、アイドルとファンの距離が近く、

SNSでコメントに返事をくれたり、ライブ後の特典会で握手や写真撮影ができたりと、

コミュニケーションをとる機会が多くありました。

好きで好きで仕方のなかった私は、周りにいるファンのことが嫌いでした。

「この中に、私より推しと親しい人がいる」「実は推しとこっそり個別でメッセージのやりとりをしているひとがいる」

そう考えると悔しくて悔しくてたまりません。

しかし、悔しい反面、私も頑張ればそんな人たちと同じように、

推しにとって少し特別な存在になれるかもしれない。と期待をすることもありました。

推しとの写真撮影会では少しでも推しに良い印象を与えたくて、

事前に会話を必死に考えますが、実際推しを目の前にすると、緊張して上手く話せないことも多々あり、

推しとコミュニケーションをとるたびに悔しさを感じていました。

ある日「私の名前、ちゃんと覚えている?」と聞いたことがあります。

そんな私に推しは自信満々に別の人の名前を言いました。

その日は覚えてもらえていない悲しさと、名前を言われた別の人への憎しみが溢れ、一人泣きながら帰宅しました。

別の日は今後のライブのスケジュールのことで推しとちょっとした喧嘩になり、

「もうしばらく会いに来ないから」と言い捨てたこともありました。

推しを好きだった期間は、楽しいこともちろんたくさんありましたが、

普通にファンをしているたけだったら感じなかった悔しさや悲しさを味わい、辛い期間でもありました。

いずれ私も学校を卒業し、社会人になったことで、推しに会いにいけない日々が続き、恋心も薄れていきました。

そこで、私は推しに最後の挨拶をしに行く決断をします。

「これまでたくさんわがままを言ってごめんなさい。本当に大好きでした。

これからは遠くから応援します」

と言った私に、推しは

「○○(名前)、いつも会いに来てくれてありがとう。

最後といわず、会いたくなったらいつでも会いに来てね」

としっかり私の名前を呼んで応えてくれました。

もちろん叶わぬ恋ですし、周りの人からは「そんなの恋じゃない」と言われましたが、

私にとって一番思い出に残る恋愛期間で、一番いろいろな感情を教えてくれた恋でした。

私は今、素敵な方と出会い結婚しています。

推しは私がファンを辞めたあと、アイドルを辞めていました。

今後一度も会うことはないと思いますが、推しのことは一生忘れません。